お客様に喜ばれる診断を目指して2016/03/17
住宅診断士としてこれまで様々なお客様とお話しさせて頂きました。
そしてたくさんの方から 中古住宅購入 売却・リフォームで参考になったと喜んで頂き大変うれしく感じています。
住宅診断士は売買においてあくまで中立であり 現状をありのままを報告するという立場です。
アドバイス等もしますが 決定権がお客様にある以上 出過ぎたお話しはしません。
それでも 「良い判断材料になった」「安心して暮らせるようになった」とのお声を頂きます。
これからも 調査・資料に磨きを掛け 悪い部分を報告する中でも その対処法をしっかり検証して提案していきます。
ご依頼頂いたお客様も 計画中で今後 利用される方も 長くお付き合いできる会社としてアシュアを宜しくお願い致します。
関東の住宅事情2016/03/13
昨日の東北の住宅事情に引き続き関東での住宅事情を紹介致します。
なんといってもマンション・アパート等の集合住宅の数は東北の比ではありません。
関東では新築・中古住宅にプラスしてマンションやアパート・メゾネットタイプ集合住宅の選択肢があります。
集合住宅にも入居前の住宅診断は欠かせません。
一度引っ越しをしたら簡単にはまた引っ越しと行きませんからね。
水回りや開口の状態、専有部分だけでなく廊下やエレベーター、ベランダなどの共有部分のチェックも重要になって来ます。
これまでの診断でも建築の状態にプラスして修繕計画や管理費の状態等、多岐にわたって調査しました。
東北でも関東でもやはりその地域には特性があり、それを十分に理解することで成功の住まい探しや安心の暮らしに繋がります。
東北の住宅診断事情2016/03/12
私事ですが、社会人になり建築の業務に充ったのはずっと東北でした。
関東圏内とは違い雪の問題・近隣の問題・風習の問題が強く、色々な問題とぶつかって来ました。
やはり、風土というか地域によって求められる専門的な知識は異なり、お客様の声に応えるべく奮闘の日々です。
みなさんは三隣亡・大将軍という言葉はご存知でしょうか?
東北、さらには私が従事した山形で建築業務をするには絶対に知っておかなければならない風習です。
三隣亡:この日に柱立て・棟上げをすると火災を起こしその災いは近隣(三隣)まで及ぶと言われているものです。
元々は三隣宝と呼ばれ近隣に幸福をもたらす良い日とされていましたが、まったく逆の意味で現在は使われています。
大将軍:陰陽道での方位の神様、大将軍様が鎮座している方位の土を動かすと災いが起こると呼ばれるもの。
東西南北を巡回する大将軍様。下水道工事や外構工事、増築工事等で工事が滞る事もしばしばです。
三隣亡のように建築する本人以上に近隣に気を遣う場面が多いようです。
東北ならではの風習ですので、関東ではまずこのような心配はないでしょう。
各地域ごとに建築に対する風習や考え方が根強く残っています。
次回は関東の住宅事情をご紹介します。
住宅診断は中古住宅購入前?購入後?2016/03/08
中古住宅購入において住宅診断は協力な判断材料・安心材料となる事は何度もブログに掲載して来ました。
実際の所、お客様はどう思っているのか、どういったタイミングで依頼されることが多いのかを紹介致します。
中古住宅購入の指標にする為、依頼を受ける事が大半ですが、購入の契約後に依頼して下さるお客様も意外と多くいます。
契約は済んだけれど実際住むにあたって不備が無いか、リフォームすべき所は無いか・・・
もし不具合があるのならば引っ越し前に修繕を済ませたいし、不動産会社に落ち度があるのならばその辺りをはっきりさせておきたいとの事・・・
やはり不動産会社が「問題無いですよ」と言っても売り手側なので中々納得いかないものです。
お客様自身で探した公平な住宅診断はその後の暮らしに影響する大切な調査であり、信頼に足るものです。
そして、お客様から依頼が来て現場調査をし診断報告で説明に伺うと、隅々まで詳しくまとめてあるので、もっと早く、住まい探しの段階で診断してもらうべきだったと言われます。
契約前で自分の物にもなっていない家を診断するのも気が引けていたという声が大半ですが、大きな買い物である中古住宅。
そんな遠慮は必要ありません。
今後の生活を守る器である住宅が、本当に不備が無いかどうか判断する上でも是非ご利用下さい。
住宅診断
住宅診断会社の違い2016/03/07
リフォームや住み替えが増えて来た近年、私共のような住宅診断会社がクローズアップされています。
高い買い物だからこそ、売り手の言いなりではなく第三者の専門的な情報を取り入れたいというお客様の思いがありますので私共もお手伝いさせて頂いております。
ですが、まだまだ聞き馴染みの無い住宅診断という分野、診断の形態や料金も様々です。
お客様も比較しようにも材料が少ないのでどこに相談すべきか悩んでおられるかと思いますので参考程度に住宅診断会社の違いを紹介します。
・基本プラン 基本料金
どの診断会社もどこまで調査するかという基本プランを設定しています。
何人で調査するか、何時間かけるか、床下・天井裏まで調査するか等。
各社 5万~8万円で設定していますのでどこまでが基本プランで調査するのか比較してください。
・診断報告
診断の報告方法も会社によって様々です。
異常のみを報告する会社・修繕費用や時期まで報告する会社 郵送するだけの会社・直接説明に行く会社 等・・・
お客様がどこまで求めるかですがやはり詳細まで細かく説明する会社を選びましょう。
・オプション料金
基本プランの話をしましたが、どこまで基本に入っているか把握できない場合オプション料金を見ましょう。
つまりそれが「基本外」の部分です。出張料であったり、築年数オプションであったりと様々有りますのでお客様の住宅に合わせた診断が出来るか判断してください。
住宅診断
診断報告書について2016/03/05
診断結果を説明する報告書。
不具合が有る無しに関わらず、現状住宅がどのような状態か、今後予測されるメンテナンスの時期と費用が分かるのでご好評いただいております。
住宅診断は健康診断と同じです。
許容範囲内だけれども血圧が高めなので気を付けて下さいね。みたいな感じで前もって分っていれば対処のしようもあります。
家の寿命もメンテナンス次第で長くも短くもなりますし、住むことは出来ても病気持ちでは気が気ではありません。
大切な家族を守る器ですから、20年に一度は住宅診断をお勧めいたします。
所沢
窓回り点検の注意点2016/03/02
住宅診断のチェック項目に窓回りがあります。
診断するにあたって様々な現象が見えて来る箇所であり窓本体以外の問題も色々見えて来るので紹介を致します。
・窓に結露
断熱の不足、もしくは逆に壁・床の断熱がしっかりしていて窓断熱が弱い可能性があります。
熱は暖かいところから寒いところへ流れます。窓の断熱性能と壁・床・天井の断熱性能に大きな開きがあると窓に空気の流れが集中し結露を発生させます。
・窓に結露が無いのに窓下に水シミ
窓回りでの雨漏りの可能性があります。
断熱性能の面同様に壁面で一番弱いのが窓回りです。施工性や部材自体が悪いと雨漏りを引き起こす原因となります。
・窓が開きづらい
窓自体の不具合の他、家自体の変形の可能性があります。
開口部が歪んでしまって開閉に支障が出る事がよくあります。
自分自身でもチェックできますので是非参考にして下さい。
天井裏と床下点検2016/03/01
住宅診断において天井裏と床下への潜入診断は欠かせません。
雨漏り・漏水・施工不具合等、お客様の目に届かないところだからこそ進行している問題が見えてきます。
ですが多くの住宅診断会社はこの費用を基本料金に追加のオプションとしている状況・・・
確かに手間と時間が掛かりますが潜入点検は住宅診断に不可欠です。診断を希望のお客様は天井裏・床下点検が基本プランに入っているか・トータルでいくら掛かるかを必ず確認しましょう。
これからは天井裏・床下点検で過去に判明した事例です。
・太陽光発電を設置したら雨漏りが!
太陽光発電を設置したところ、施工の悪い業者に当たってしまって屋根板をビスで貫通された為、雨漏りが発生した現場がありました。
今はビスを使わないで接合するのが一般的ですがビスを使う際は必ず防水処理をしなければなりません。致命的な施工ミスです。
・築年数が浅いので安心していたらシロアリが!
5年前に新築をして当然床下には防蟻処理を行っていたのですが点検をしたらシロアリがいました。
実は両隣の築30年のお宅が同時に解体・建て替えをし今年新築を建てたそうです。
元々古いお宅に住み着いていたシロアリが行き場をなくし診断したお客様宅へ移動したようでした。
繰り返しになりますが住宅診断を依頼する場合は天井裏・床下をしっかり点検してくれるところを選びましょう。
新築内覧会の住宅診断2016/02/29
アシュア住宅診断では新築内覧会(新築の完成や建売をお客様自身がチェックする機会)に同行して専門的な視点から不備が無いかのチェックもお受けしています。
建築会社側がお客様に向けて建物の説明を兼ねたチェックの機会・・・
ですが、チェックをするといっても何を見たらいいの?思った事を遠慮して言えないかも・・・と言った声があります。
中立である専門家が診断した報告書は後々の問題解消や改修工事の目安となります。
全ては暮らしの安心の為、ぜひともご検討下さい。
千葉県 住宅診断2016/02/28
千葉県へ住宅診断に行って参りました。
中古住宅を購入したけれど床の傾きが気になるとの問い合わせでお伺いしましたが結果から言うと大きな問題は有りませんでした。
全居室を水平を確認したところ、リビングの床のみの傾き。
もしも家全体が傾いているとすればすべての部屋で同じ方向に傾きがみられるはずです。
よって地盤沈下の可能性は無くなりました。お客様が一番恐れていた事は解消です。
もしも地盤沈下していれば補修は莫大な金額になってしまいますからね。
さらにリビングで壁が垂直になっているかを確認。構造上大きな欠陥があれば床だけでなく壁も傾くはずです。
住宅全体をくまなく調査した結果、リビングの下がっている部分に力が集中する構造となっており、それが原因だと思われました。
又、現状落ち着いているので今以上傾きが悪化する可能性は低いと判断できました。
後日報告書にて詳細説明をしますが、現場調査時点での報告を聞いてお客様も安心。
床の傾き=構造的な大きな欠陥=大規模補修 という事ではないので専門的な目線で判断できると暮らしの不安も無くなるでしょう。
やっぱり自然光がいい!天窓設置の注意2016/02/25
建売や企画設計の新築にはほとんど見られませんが、注文住宅で天窓を設置する計画で相談を受けることがあります。
やっぱり自然光がいいよね?照明代の節約になるよね?
長所はその通り、北面や奥まった部屋でも光が常に入り雰囲気を明るくさせます。
しかしながら短所もある事を理解しておかなければなりません。
建売や企画設計の新築にほとんど見られないというのはこの短所の部分を懸念して業者が設置しないという事なのです。
一番の短所は雨漏り!
天窓はしっかり漏水処理をしなければ雨漏りの大きな原因となります。
実際これまで住宅診断したお宅で天窓からの雨漏りは何件もありました。
屋根は常に日光や雨にさらされます。ですので板金や瓦といった強い部材でおおわれている訳です。
その一部をガラスとゴムパッキンを用いて天窓をあけるのですから、弱くなるのは当たり前です。
又、断熱性も他よりも弱いので湿気が集中し結露の原因ともなります。
天窓を設置する際は、設計担当・監督と念入りに打ち合わせをしどんな材質の物を使ってどれだけ持つか、さらには保障はどうなっているかをしっかり聞き取りしましょう。
バルコニーのチェック2016/02/23
現代の新築にはほとんどバルコニーが付いています。
敷地の有効利用と洗濯物を干すなど日常生活の為に設計される事が多いですが雨漏りの発生源である事が多いのも事実・・・
バルコニーは壁で囲まれているのにも関わらず屋根が無い外部と内部を兼ねている場所です。
ですので排水や換気を十分に考えた上、しっかりとした強度が無いと劣化も早い場所です。
そんな場所ですからお住みのみなさん自らが日常的にチェックしていきましょう。
・外壁のコーキングに隙間は無いか
外壁は年数が経過するとコーキングと呼ばれる外壁材と外壁材の間のパッキンがひび割れたり痩せてきたりします。
雨水の浸入となる可能性があるのでチェックしましょう。
・床のヒビ
床はウレタンコートされていたりFRP防水加工されています。
詳細の構造は防水層の上に雨や日光からの劣化を抑える仕上げ層に分かれます。
仕上げ層部分の細かなヒビなら問題有りませんが下層の防水層に達する劣化は雨漏りの危険大です。
・排水溝回り
排水溝回りの隙間はもちろんですが、落ち葉等が詰まりやすいので日常的に掃除をしましょう。
雨水が流れず溢れる事で雨漏りに繋がってしまいます。
雨漏りは住宅の天敵ですので日頃からチェックとメンテナンスをしましょう。
川口市
中古住宅買うなら、リフォームするならまずは住宅診断(ホームインスペクション)から。東京から埼玉、神奈川や千葉、群馬や栃木、茨城や山梨などの関東の住宅診断ならおまかせくだささい。