中古住宅購入前の住宅診断2015/11/27
中古住宅購入を計画していて途中で何等かの事情でキャンセルをするという事はよくあります。
ここではキャンセルの時に掛かる費用についてご紹介します。
まずは 不動産購入・キャンセルの関係の前に売買の流れから知っておかなければなりません。
覚えていくことは 申し込みと契約。
申し込みは法的拘束力がない為、そこでキャンセルをしても何の問題もありません。
もしも「申込金」「申込証拠金」としてお金を払っていても 不動産業者はお客様へ返金しなければなりません。
次の契約に進みますと 一般的にお客様は売主に対して「手付金」というお金を支払います。
契約後にお客様がキャンセルするとこの「手付金」が戻らない場合がほとんどです。
逆に売主の方から契約後に「売るのをやめる」となった場合 手付金の2倍の金額をお客様へ支払うことになります。
ちなみに住宅ローンを利用して計画を進めている場合で 万が一 融資が受けれなかった場合
「住宅ローン特約」からこれまで支払ってきた「申込金」「手付金」はお客様の下へ返金する事となります。
中古住宅購入にはこういった流れがあり、その時々で支払われるお金、中止する場合に戻るお金と戻らないお金が有ります。
こういった知識も相談した上で計画を進めましょう。
資金
内装仕上げの種類2015/11/25
住宅診断士による内装仕上げのコラムです。
リフォーム・新築をする際に誰もが行う相見積・・・
ですが揃ったいくつかの見積書を見比べて材料・施工を詳細に分析し比較するのは大変難しい事です。
ここでは内装のランクについてご説明します。特にリフォームを検討されている方には必見!
内装クロスには様々有りますが、リフォームを計画されている方は「クロスの厚み」に注意された方が良いです。
大体の会社は量販クラスと呼ばれる新築でも使われるクロスで提案して来ますが、実はリフォーム工事の場合、下地の状態を考慮し厚手のクロスを選ばないと凹凸が目立ちます。
「1000番台」もしくは「リフォームクロス」という物から選びましょう。
こちらのクロスは厚みも有りますが機能性内装という事で、脱臭・抗菌・調湿・防カビ・抗アレルゲンと様々な性能が付加されているものが有ります。
また薄手のクロスでは年数が立つと隙間が目立つものが有りますのでやはり厚手の物を選んだ方が正解です。
お客様自身が知識を付けることで、リフォーム・新築の計画に対し様々な選択肢が増えます。
今後も有益な知識を提供できるようコラムを更新して参りますので是非参考にして下さい。
家を長持ちさせる為の確認2015/11/23
住宅診断 ワンポイントアドバイス。
先日のマンションに引き続き 本日は戸建て住宅の自分で出来るチェック方法です。
マンション編でもお伝えしたように 起こっている問題に対する原因究明や対処方法はプロの知識と判断が必要ですが 現象自体は誰でも見て取れます。
住宅の場合はやはり床下が重要になって来ますので 一度 見てみるのも良いでしょう。
台所に床下収納が有れば 収納されているものを取って 器を外すと床下が見れます。
床下に潜る必要はないので 見える範囲で
虫に腐食された形跡がないか
束石と束木が外れているところはないか
砂が乾燥しているか
この 3点をチェックしましょう。
もしも 不具合が有れば 住宅診断をするなり リフォーム業者に見てもらった方が良いと思われます。
自分で出来る範囲でメンテナンスをすれば 悪徳業者に騙されることも無いので 自主的に行いましょう。
住宅診断士コラム マンション自己チェック2015/11/21
住宅診断士によるマンションの自己チェックコラムです。
もちろん、ひび割れなどの原因や症状の診断をするとなるとプロの領域ですが、その症状の有無をチェックするまでは自分でも簡単にできます。
まずは部屋に入る前の共用部分(ホール・階段・廊下等)
・外壁にひび割れは無いか
・外壁の塗装は浮いていないか
・クロスの割れは無いか
部屋部分は前の入居者やマンションの管理者が内装リフォームをしてきれいに見せますが、この共用部分は放置されがちです。
だからこそ その部分をチェックすると建物自体の不備が分ります。
外壁に大きなひび割れが有れば 施工の不備の可能性が有ります。
塗装が浮いていれば しっかりと管理されていない可能性が有ります。
クロスも同様に 管理が甘い可能性が出て来るでしょう。
次に入居部分ではベランダに出て
・壁にひび割れが無いか
・天井にシミは無いか
をチェックしてください
先に書いたように部屋はきれいにしているが ベランダはありのままの状態が見えるというマンションが多くあります。
購入後・入居後に「管理が甘い」とか「地震でよく揺れる」なんてことに気が付いて 手遅れにならないよう 自分でチェックできるところはしっかり判断していきましょう。
住宅診断士コラム シロアリの特性2015/11/13
住宅診断士によるシロアリについてのコラムです。
シロアリが寄って来るお家の共通の不具合として床下の湿気が有ります。
床下点検口を開けて土が濡れていたり、カビ臭かったりしたら要注意!
床下構造材が濡れて柔らかくなり、シロアリがおいしく食べてしまう状態になりつつあります。
意外と知られていないもう一つの特性として「近隣の住宅の中で弱い家に住む」というのが有ります。
これはどういう事なんでしょう。
分りやすい例として、周りが新築を建てた場合、新築住宅では床下に防蟻処理をします。
この家には近寄れないとなって、あまり湿気がこもっていなくても古い住宅に逃げるように集まります。
防蟻処理は殺傷処理ではないのでシロアリが死滅する訳ではありません。
地域の中で漂って弱い住宅に住みつくシロアリ。
住宅に対して甚大な被害をもたらすのでこういった知識も踏まえたうえで、点検しましょう。
住宅診断士コラム リフォームの準備2015/11/11
住宅診断士コラム リフォームの準備です。
リフォームを計画するにも色々な下準備が必要です。
お金の問題・家族の意見の相違・将来の計画 様々な問題を一つ一つまとめ、解決してからはじめて業者選びとなります。
これまで見て来た中で以外と多かったのは家族の意見の相違です。
特に二世帯住宅・・・
遠慮して言えなかったけれど本当はこうしたかったというのはたとえ家族といえど結構あるものです。
二世帯でなくても資金をお父様・お母さまから支援してもらう場合も、お二人の意見をないがしろには出来ません。
業者が入る以前に家族内だからこそ抱える問題と話せる話題があります。
成功のリフォームというのは設計通りの工事が出来たというとこではなく家族や関わった人が皆 満足するという事です。
是非とも計画の際は家庭内で一度、思いを話し合う機会を設けてみて下さい。
住宅診断士のリフォーム相談コラム2015/11/10
住宅診断士のリフォーム相談についてのコラムです。
住宅診断をしているとやはりリフォームは付き物なのでよく相談を受けます。
住宅診断士は不動産業者でもリフォーム会社でも無い第三者的立場なので、変に工事を増やしたりしないという事で重宝されています。
私共のモットーは「不具合を解消し要望に応えるにあたり 適切 且つ 安価な方法の提案」です。
お金を掛ければ 良くなるのは当たり前。お客様自身で出来る事は方法を教え 行動してもらう事で費用を抑えてもらいます。
「より良い暮らしの為の住宅診断」を考えた時 生活の方に費用を回した方が良いという事も念頭にいれて提案するよう心掛けています。
空き家が沢山ある現状で住宅診断の会社はこれから増えていくでしょう。
その会社にはそれぞれ理念があり、どの理念がマッチするか選んで依頼するようになります。
住宅診断を依頼するにあたって何が知りたくて どのような結果を求めているのか考えた上で選択しましょう。
住宅診断士コラム リフォーム業者選定2015/11/09
住宅診断士のリフォーム業者選定についてのコラムです。
沢山あるリフォーム業者 「どこにお願いするのが一番いいの?」
よく頂く質問です。
どこにお願いするのがいいかはお客様が一番こだわるのが何かによります。
アフターメンテナンスをしっかりしている所が良いのであればそこに特化した業者。
工事内容がフローリングの張替ならば その工事を得意とする業者です。
その中で 「一番安いのはどこ?」という質問
どことは言えませんが 共通して言えることは ズバリ 「単独でお願いするのが一番安くなる」ということ。
リフォーム会社の多くは住宅のすべての工事に対応する物です。
ですが中身は結局 塗装は下請けの塗装屋さんへ 左官は下請けの左官屋さんへ依頼しているのが実情。
お客様自身がこの末端の塗装屋さん・左官屋さんに依頼すれば 安く収まります。
その分 それぞれと契約しなければならないとか 日程調整とか 自分で監督管理しなければならないとか
手間になる部分はあります。
一つの方法として覚えておきましょう。
住宅診断士コラム マンションのルール2015/11/07
住宅診断士によるマンションのコラムです。
マンションには国土交通省により作成された「長期修繕計画のガイドライン」や「慣行」というものが有ります。
そこには積立金設定と修繕工事の円滑な実施を図る内容が盛り込まれているのですが・・・
意外と知られていない事
①均等に積み立てる方法の他 数年おきに数十万程度の一時金を徴収する方法がある
②前任者が滞納していた場合 新たに取得した所有者に管理費を請求することができる
③改修を一度もしないうちに売却となっても積立金の払い戻しは無い
知っておかないと トラブルになることがありますので
「ガイドライン」や「慣行」・「管理規定」等よく確認してから マンション購入に踏み切るようにしましょう。
住宅診断士コラム 住宅不具合用語あれこれ2015/11/05
住宅診断士コラムで住宅不具合用語をご紹介します。
ブリート現象:壁のシーリング材で塗料によって 成分が溶けて染み出す現象
クリープ現象:一定の重さが持続して作用することによって 木材・鋼材・コンクリートがたわむ現象
チョーキング(白亜現象):外壁が劣化することによって表面に粉が吹く現象
エフロレッセンス(白華現象):タイルが劣化することによって表面に粉が吹く現象
トラッキング現象:コンセントの回りにホコリがたまり発火する現象
ジャンカ:「豆板」とも呼ばれる 砂利や骨材が集中した部分。コンクリートの欠陥(劣化ではないかな・・)
ウォーターハンマー:給水管中を流れる水を急激に停止すると,上流側の圧力上昇により衝撃音を出す現象。
住宅診断士が現場調査をする際 こういった点が無いかも確認します。
用語は聞きなれませんが お客様自身でもある程度 調査出来ますので 程度を計ってはいかがでしょうか。
住宅診断士コラム 床のトラブル2015/11/03
住宅診断士の床トラブルについてのコラムです。
ご相談でよくあるのが 「床がキシキシ音が鳴る」「床がフカフカ沈む感覚がある」というもの。
「床がキシキシ音が鳴る」というのは 2つの原因が有ります。
一つ、床材・床下材が収縮して結合部がすれる。
こちらは どのお宅でもあり得る 経年劣化の一部です。
床材上部からフィニッシュネイルという細い結合材を打ち込むことによって比較的簡単に治すことが出来ます。
二つ目は施工時に床材の接着部分に金物があたるようにしてしまった。
こちらは 施工ミスです。重大なものでないにしろ気が付いたら監督に言って修理してもらうようにしましょう。
直すために一部分解体するか 床下から補修する必要があります。
「床がフカフカ沈む感覚がある」というのは腐食の可能性が有ります。
床は根太という横部材が張り巡らされ 床下より束で支えられているので キシキシという音が鳴るにしても沈むことは本来あり得ません。
但し、床の換気不良や漏水による木材の腐食で構造材の強度が落ちたり、シロアリの浸食によりこの現象が起きます。
シロアリの浸食であった場合、現在進行形で他の箇所も痛めてしまっている可能性があるので、そのような箇所が有れば直ちに確認してもらうようにしましょう。
熊谷 キャンペーン活動実施2015/10/28
本日は埼玉県熊谷市へキャンペーンのポスティング活動をしてきました。
折り込み広告やCM等、広報活動手段は様々有りますが 自分の足で地域を回り、お住まいを一軒一軒見ながらどのように提案すれば考えながら行うこのポスティングを我々は大切にします。
外観を見れば築年数が分ります。屋根や外壁を見ればメンテナンス時期が分ります。軒天井を見れば雨漏りの形跡が分ります。お役に立ちたいとの思いを込めて広告を入れさせて頂いていますのでキャンペーン期間中にどうぞご利用下さい。
今後、エリアを拡大していきますが暮らしの安心を第一に考える我々は、一気に広報をせず 小さな歩みですがエリアごとのポスティングでお客様の身近で、お客様の事を考え活動して参ります。
中古住宅買うなら、リフォームするならまずは住宅診断(ホームインスペクション)から。東京から埼玉、神奈川や千葉、群馬や栃木、茨城や山梨などの関東の住宅診断ならおまかせくだささい。