小規模リフォームは依頼するのに気が引ける?2016/01/28
リフォーム相談の中で大手のリフォーム会社には畳表替えやクロス貼りだけの工事は「規模が小さくて依頼するのに気が引ける」と話される方が結構います。
でもそんな事気にする必要はありません。
私もリフォーム会社に長年勤めていましたが、規模の大小で力の入れ具合が変わるという事は無いですから。
しかしながら正直な話、気を遣う必要はありませんが、大手にお願いすると見積りが少し高くなる傾向にあります。
大手のリフォーム会社に依頼しても工事するのはその下請けになります。
リフォーム会社も利益を取るわけですからその部分が若干上乗せされます。
大工工事や内装工事・電気工事等複数の業者が絡み合う工事でしたらリフォーム会社に依頼することに間違いは有りませんが、「畳表替えのみ」「クロス張替のみ」ならば直接職人さんに依頼する方が安くなります。
東京
雨漏りと結露2016/01/27
雨漏りと結露のご紹介です。
雨漏りには瓦のずれや板金の劣化によって引き起こされるものや、外壁のコーキングが切れたことによって引き起こされるものが有ります。
屋根からの雨漏りは天井にシミが出来るので分りやすいところでは有りますが、外壁からの雨漏りは症状が見えないまま進行し
知らない間にシロアリを引き寄せる事が有ります。
次に水回りの配管の接合不良による漏水。
これは施工ミスだけでなく 経年劣化によるものや、床下でネズミなどの害獣が入って引き起こされる事が有ります。
もう一つは結露によるもの。漏水とは違うかもしれませんが室内と室外の気温差で結露が出来、シミが広がります。
通常の窓ならば拭き取って維持できますが、手の届かない天窓や屋根裏の金物でも結露を生じますのでこれが発生すると対処に困ります。
こういった面でも断熱材の重要性という所は見えてきますね。
会社選びのポイント2016/01/23
新築・リフォーム共に計画を成功させる大きな要因として業者選びがあります。
ですがなかなかその会社の実力はどの程度の物かというのは見えないものです。
今回は会社の実力を見る機会をお教えします。
新築を扱う会社のほとんどは「内覧会」「完成見学会」という物を定期的に実施しています。
実際の住宅を建てている工事中や入居前に完成したての建物の中を直に見れる機会です。
パンフレットやカタログ・伝聞で知るよりも多くの情報を見学から得られることでしょう。
使っている建材の材質・機器のグレード・内装等の仕上り等・・・
併せて「住宅展示場」も各地にある場合もありますので「内覧会」「完成見学会」「展示場」の3点をうまく利用して会社の力を計りましょう。
新築?それともリフォーム?2016/01/22
住宅診断をしていると築25年くらいを境に新築にすべきかリフォームにすべきか相談される事が多くなります。
その家その家で状況が違いますし新築・リフォームでそれぞれメリットとデメリットがありますので一概にどちらとは言えませんがチェックすべき点を挙げます。
コスト 家族構成 構造材の劣化 メンテナンス
この順を重要性の重さと考え計画を進められると良いかと思います。
新築はリフォームよりコストが掛かります。→しかし大きく手を掛けるとリフォームも新築並みに掛かります。
では家族構成で間取りを考えます。→間取りを大幅に変えるのであれば新築 既存の形を利用できるようであればリフォーム
さらに自分の年齢と家族構成からどれだけ家に住むのか考えます。→年数に耐えられるかを構造の劣化から考慮 耐えられないのであれば新築 補強で済むならリフォーム
年数を考慮した場合補強や経年劣化に対するメンテナンスがどれだけ掛かるか計算します。
このように計画すれば「費用対効果」を十分に発揮した住宅が完成するでしょう。
戸建ての自己住宅診断2016/01/20
先日のマンションに引き続き 本日は戸建て住宅の自分で出来るチェック方法です。
マンション編でもお伝えしたように 起こっている問題に対する原因究明や対処方法はプロの知識と判断が必要ですが 現象自体は誰でも見て取れます。
住宅の場合はやはり床下が重要になって来ますので 一度 見てみるのも良いでしょう。
台所に床下収納が有れば 収納されているものを取って 器を外すと床下が見れます。
床下に潜る必要はないので 見える範囲で
虫に腐食された形跡がないか
束石と束木が外れているところはないか
砂が乾燥しているか
この 3点をチェックしましょう。
もしも 不具合が有れば 住宅診断をするなり リフォーム業者に見てもらった方が良いと思われます。
自分で出来る範囲でメンテナンスをすれば 悪徳業者に騙されることも無いので 自主的に行いましょう。
上尾市 住宅診断報告2016/01/11
本日は埼玉県上尾市で中古不動産購入を決められましたY様のご依頼を受け、住宅診断に行ってきました。
本物件は築33年の中古住宅で、いたるところで住宅の劣化が見受けられました。
まずは屋根。
塗装の剥げている部分やサビが確認されました。
この状況で長年放置してしまうと、屋根塗装の塗り替えだけではすまず、屋根自体の吹き替え工事というような大掛かりな工事まで必要になってしまう可能性があります。
天井裏から確認したところでは、まだ雨漏りの心配や形跡はありませんでした。
そこまで必要なほど劣化が進んではおりませんでしたが、現状の報告と塗り替えの勧め、塗り替えの費用、どういった塗料が適しているのか、そして補修工事の時期等についてアドバイスさせて頂きました。
その他特に気になった点としては水廻りの床下です。
水廻りは特に湿気が貯まりやすいため、シロアリ被害の可能性が大です。
早速床下に潜ってみたところ、シロアリの被害が確認されました。
地域的にも、シロアリが発生しやすい地域・立地等がありますので、今後の対策が必要になります。
この度Y様は、転居前にユニットバス導入やキッチン交換等の水廻りのリフォームを予定されておりました。
その為、器具だけの設置交換だけではなく、床下の躯体補修工事も行うようにアドバイスさせて頂きました。
その他外壁の劣化が少し見受けられましたが、住宅全体の現状をありのままにご報告し、ご納得いただきました。
次回は診断結果を報告書にまとめご提出させて頂きます。
また、予定しているリフォーム工事の概算金額をお知りになりたいとの事でしたので、目安のお見積りもご提出いたします。
Y様は水廻りのリフォームを予定しているお客様でしたので、不運にもシロアリ被害が確認されてしまいましたが、事前に診断を済ませることで住宅診断の必要性を重く受け止められました。
一生かけて住む「家」ですので、住宅診断の重要性をご理解いただき、皆様もどうぞご用命ください。
新年あけましておめでとうございます2016/01/01
新年あけましておめでとうございます。
今年もアシュア住宅診断はあらゆるお客様のお悩みを解消する為、誠心誠意のお手伝いをして参ります。
どんな些細な事でもお気軽にお問合せ下さい。
本年もたくさんのご依頼ありがとうございました。2015/12/31
2015年もたくさんのご依頼ありがとうございました。
少しでも皆さんのより良い暮らしの助けになったのであれば幸いです。
これからも宜しくお願い致します。
住宅診断
家具の地震対策2015/12/27
地震が起きた際に屋内でケガをした方の約半数が家具の転倒や落下によるものであるというデータも有り、住宅と同じように家具にも地震で倒れないように、耐震・免震等の対策が必要です。
ホームセンターでも様々な商品が出ていますがどのような物が良くてどのような特徴があるか勉強していきましょう。
固定タイプ
L字の金物や突っ張り棒で固定する物。
L字の金物は壁に穴をあけて家具を止めるので賃貸物件にはお勧めできません。
又、一般住宅でも下地がある所でないと固定にならないのである程度の建築知識が必要となって来ます。
突っ張り棒タイプはその点の問題が無いのと価格が安いのでこちらが良いでしょう。
但し固定タイプは倒れにくくなりますが地震と同じ動きをするので引き出しが飛び出てしまう恐れがあります。
そこで次の免震タイプ
こちらもホームセンターで販売されている家具の下に敷くもの。
揺れ自体を緩和して倒れないよう、引き出しが飛び出ないようにするものです。
固定タイプ程、大きな地震に対応できませんが建物に穴をあけたり、建築知識が必要になったりしません。
出来る事ならば固定タイプと免震タイプの商品を両方使ってより頑強にすることをお勧めします。
特に寝室回りや通路にある大きな家具にはしっかり対処しておきましょう。
地震対策
IHとガスコンロどっちがいい?2015/12/25
キッチンリフォームで器具を選ぶ際、必ずと言ってもいいほど質問を受ける内容です。
どちらが良いかはまずれぞれのメリット・デメリットを押さえるところから始めましょう。
ガスコンロのメリット
・停電でも調理が出来る。
特に東北の人は震災時に大変不便な思いをしたインパクトが強いのでこれを理由にガスコンロを選ばれる方が多いです。
・調理器具を選ばない
IHでは使えない中華鍋のような底が円い物や土鍋を使えるは大きなメリットの一つです。
・鍋振りが出来る
調理にこだわりのある方は鍋振りが出来ないのは論外との考えもあります。
IHのメリット
・掃除がしやすい
ガスコンロのようにごとくが無くフラットなIHは拭き掃除等のお手入れが非常に簡単。
・安全性がある
高齢者と同居されている方は直接火を使わない調理器具は安全性があり安心という声が多いです。
・光熱費を抑えられる。
給湯器が電気の場合、IHにすることでオール電化となり光熱費を抑えることになります。
ここで言いたいのはどちらが優れているという事ではなく、お客様の生活スタイルやこだわりによって選択された方が良いという事。
その為にも上記のメリット・デメリットをしっかり把握して自分の家ならばどちらが使いやすいか考え、決定してください。
導線計画2015/12/23
間取りの計画をする際、人の動きである導線計画は非常に重要になって来ます。
生活の拠点をどの部屋にして、食事・睡眠・トイレ・入浴・その他を円滑にする為にどこに配置するか。
これを考えると住宅は広ければいいという訳でない事が分ります。
家族の人数と平日の日中に在宅の家族は誰で何人いるかを考えていくと適切な広さが決まって行きます。
部屋の配置をする際、最初に決めたいのがキッチンと居間の関係。
LDKにするのかそれぞれ個別にするのか・・・
LDKにするのであれば、キッチンを壁付けにするか、対面にするか・・・
続いて水回り。日常でよく使うトイレはどの位置にするか、というように順に一つ一つ決めていくと自分の家族に最も合った間取りが出来上がります。
中古住宅買うなら、リフォームするならまずは住宅診断(ホームインスペクション)から。東京から埼玉、神奈川や千葉、群馬や栃木、茨城や山梨などの関東の住宅診断ならおまかせくだささい。