近隣との雪の問題2015/12/06
屋根に溜まった雪が敷地をまたいで落ちて来た、という近隣トラブルで相談を受ける事があります。
近隣との境界が狭い関東ではよく聞く問題です。
私が以前住んでいた東北で雪は最重要項目の一つと考え、屋根の傾斜をどちら側へ流して雪をどのように落とすかという事を必ず設計の段階で考慮します。
関東は雪が少ないとはいえシーズンで一度はある程度積雪する日は有りますので近隣との関係を悪くしない為にも考えておきたい所です。
とはいっても屋根の向きを変えるのは大工事になりますので屋根付属品で対応しましょう。
効果が有るものの順で屋根融雪・スノーストップ・雪止めアングルがあります。
屋根融雪は価格が高いので現実的でないとしても、近隣が近い場合、スノーストップ・雪止めアングルは設置した方が良いでしょう。
雪止めアングルには富士型・とバー型があります。
富士型は効果が少ないのでバー型をお勧めします(写真参照)
良い暮らしをする為の重要な要素として「近隣との関係」がありますので対処をしっかりしておきましょう。