リフォームをするか建て替えをするか2016/02/19
築20年を超えた住宅診断をすると表題のような質問を受ける事が多いです。
元々リフォームと考えて住宅診断を依頼したが実際は建て替えした方が良いのか・・・と
こちらの質問に対する答えはお客様の状況によって毎回変わります。
まずは「この家に何年住みますか?」
息子様・お孫様に継いで家を守っていくのであればメンテナンスの点から建て替えした方が良いでしょうが
施主様の終の棲家としての位置づけならリフォームで十分でしょう。むしろお金を生活の方に回した方が良い暮らしが出来ます。
「生活スタイルが変わりますか」
息子様と同居等生活スタイルが変わることによって部屋数が変わったりすればこちらはリフォーム・建て替え両方の観点から良い方法を模索します。
余っている部屋があったり増築出来るスペースがあればリフォームで事足ります。
建て替えには「住宅が新しくなる」「間取りが自由自在」「構造が強くなる」というメリットがあります。
リフォームには何より「コストが抑えられる」というメリットがあります。
限られた資金をこの住宅に充てる際、その大部分を住宅計画に使うか、一部にして生活に使うかを十分に考えなければなりません。
最後に最も重要なのは「建て替え・リフォームを成功させるという事は完成後の生活が豊かになる」という事です。