やっぱり自然光がいい!天窓設置の注意2016/02/25
建売や企画設計の新築にはほとんど見られませんが、注文住宅で天窓を設置する計画で相談を受けることがあります。
やっぱり自然光がいいよね?照明代の節約になるよね?
長所はその通り、北面や奥まった部屋でも光が常に入り雰囲気を明るくさせます。
しかしながら短所もある事を理解しておかなければなりません。
建売や企画設計の新築にほとんど見られないというのはこの短所の部分を懸念して業者が設置しないという事なのです。
一番の短所は雨漏り!
天窓はしっかり漏水処理をしなければ雨漏りの大きな原因となります。
実際これまで住宅診断したお宅で天窓からの雨漏りは何件もありました。
屋根は常に日光や雨にさらされます。ですので板金や瓦といった強い部材でおおわれている訳です。
その一部をガラスとゴムパッキンを用いて天窓をあけるのですから、弱くなるのは当たり前です。
又、断熱性も他よりも弱いので湿気が集中し結露の原因ともなります。
天窓を設置する際は、設計担当・監督と念入りに打ち合わせをしどんな材質の物を使ってどれだけ持つか、さらには保障はどうなっているかをしっかり聞き取りしましょう。