上尾市 住宅診断報告2016/01/11
本日は埼玉県上尾市で中古不動産購入を決められましたY様のご依頼を受け、住宅診断に行ってきました。
本物件は築33年の中古住宅で、いたるところで住宅の劣化が見受けられました。
まずは屋根。
塗装の剥げている部分やサビが確認されました。
この状況で長年放置してしまうと、屋根塗装の塗り替えだけではすまず、屋根自体の吹き替え工事というような大掛かりな工事まで必要になってしまう可能性があります。
天井裏から確認したところでは、まだ雨漏りの心配や形跡はありませんでした。
そこまで必要なほど劣化が進んではおりませんでしたが、現状の報告と塗り替えの勧め、塗り替えの費用、どういった塗料が適しているのか、そして補修工事の時期等についてアドバイスさせて頂きました。
その他特に気になった点としては水廻りの床下です。
水廻りは特に湿気が貯まりやすいため、シロアリ被害の可能性が大です。
早速床下に潜ってみたところ、シロアリの被害が確認されました。
地域的にも、シロアリが発生しやすい地域・立地等がありますので、今後の対策が必要になります。
この度Y様は、転居前にユニットバス導入やキッチン交換等の水廻りのリフォームを予定されておりました。
その為、器具だけの設置交換だけではなく、床下の躯体補修工事も行うようにアドバイスさせて頂きました。
その他外壁の劣化が少し見受けられましたが、住宅全体の現状をありのままにご報告し、ご納得いただきました。
次回は診断結果を報告書にまとめご提出させて頂きます。
また、予定しているリフォーム工事の概算金額をお知りになりたいとの事でしたので、目安のお見積りもご提出いたします。
Y様は水廻りのリフォームを予定しているお客様でしたので、不運にもシロアリ被害が確認されてしまいましたが、事前に診断を済ませることで住宅診断の必要性を重く受け止められました。
一生かけて住む「家」ですので、住宅診断の重要性をご理解いただき、皆様もどうぞご用命ください。