和風リフォーム2016/02/11
畳の香りと暖かい木の温もりがある和室ですが、大手の基本プラン新築住宅を見ても少なくなっているのが分ります。
リビングの続きや小上がりとして一部を畳敷きにしているケースは有りますが落とし掛け・長押といった本格的な和室を作るお客様はとても少なくなりました。
中古住宅をリフォームするという方でも「和室は古臭いから」「あまり使っていないから」という事で洋間に改装する相談を受けます。
私としては折角こだわって作られている和室を有効活用してほしいという思いがありますので、問題点を解決する提案をします。
・漆喰壁の手入れが大変
和室の塗り壁は趣がありますが年数が経つとボロボロと剝れてきます。さらに汚れが付いてしまうと簡単には落とすことが出来ません。
和調のビニールクロスはどうでしょうか。クロスと言うと和室と合わないとか安っぽいというイメージがあるかもしれませんが、和調柄を選択すれば雰囲気を損なう事は有りません。
・古臭いイメージ
リフォームでLDKを改装して和室を既存のままにしたら古さが際立ったという話をよく聞きます。
和室は畳を一新するとイメージを大分変える事が出来ます。通常の畳ではなく正方形のフチなし畳で色を工夫するとモダンな雰囲気を演出できます。
・暗いイメージ
和室には大きな窓が付いていることが少なく、漆喰壁や目透かし天井の色調で暗く感じてしまう事があります。
又、障子戸は柔らかく光を通しますが、その分、明るさが落ちてしまう事も原因です。
こちらも壁クロスを白系にしたり、和調のブラインドやロールスクリーンを設置することで明るく現代的なイメージになります。